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啄木が家族で間借りをしていた斉藤家の台所。

写真/伊東武志

 

夭折の天才を今に伝える『石川啄木記念館』

『一握の砂』から100年を経て

歌人・石川啄木が第1歌集『一握の砂』を刊行したのは1910年のこと。2010年は刊行100周年。更にその2年後に迫る没後100年にも向けて、石川啄木記念館ではこれから様々な事業やイベントを開催していく予定です。学芸員の山本玲子氏は啄木の魅力をより多くの人に伝えるべく、日々奮闘しています。本誌『Kanon』Vol.15では、盛岡市の石川啄木記念館に啄木の足跡を訪ねました。

「人間である限り、啄木の短歌に共感できる… 26年という短い人生のなかで、啄木はあらゆる年代の人々の共感を得る歌を残したのです」

「啄木は日常の細やかな部分に目を留め、人間としての弱さを正直に歌にしました。“我を愛する歌”を掲載した『一握の砂』が世に与えた影響は、とても大きなものでした」(山本氏)